1986/10
No.14
1. Presentations from JAPAN are hight grade and superior! 2. 障壁上端部付近の熱が回折減衰に与える影響 3. INTER NOISE '86と12th ICA 4. 航空機騒音(インターノイズ'86)

5. 屋外における騒音伝搬

6. 振動に対する生体反応(ICA)

7. ICAのTechnical Tour 8. MITにおける音響研究 9. 聴覚育成と聴能訓練器
       <会議報告>
 INTER NOISE '86と12th ICA

 今年のインターノイズは、米国マサチューセッツ州ケンブリッチ(ボストンの川向かい)のMIT(マサチューセッツ工科大学)で7月21〜23日の三日間開催されました。続いて24〜31日まで、カナダのオンタリオ州トロント市コンベンションセンターで、第12回国際音響学会議(通称ICA)が開かれ、世界各国から多くの方々がこの両市に集りました。当研究所からも五十嵐理事長、横田、山本両研究員がインターノイズでの発表、山下所長と私が連名発表者として参加しました。

 インターノイズの方は、騒音・振動に分野は限られますから参加者は約600名で、事務局からの報告では37ヶ国からの参加で発表論文数約250件と聞いております。日本からは50名を越える参加者でした。ICAになりますと分野がひろがり、会期も長くなるので参加者も多くなり、約900名の登録者で、内日本人は130名を数えました。近年の国際会議では日本からの参加が質、量共に重要な役割を果たすようになってきました。

 この会議の全般的なことや詳しい内容については、学会誌上での報告などに譲ることにして、それらではあまり詳しく報告されない内容について、参加者からの寄稿を得ましたのでここに掲載をします。

(時田保夫)

IN '86会場(MIT. Kresge Auditorium)
*各参加者の報告は、以下をご覧ください。
航空機騒音(インターノイズ'86)
屋外における騒音伝搬
振動に対する生体反応(ICA)
ICAのTechnical Tour
MITにおける音響研究