低周波音体験車・低周波音体験BOX

 低周波音に関する正確な知識と理解の普及を目的とした、移動可能な低周波音体験施設である。
感覚閾値を超える超低周波音、圧迫感・振動感を伴う低周波音、実環境で収録した低周波音を含む騒音などを体験できる。

低周波音体験車:

 トラック積載型の体験施設で、最大3名が同時に体験できる。
全国各地へ移動し、一般向けイベントへ出展したり、地方自治体や企業の環境担当者を対象とした研修会等で講義と併用したりしている。 入口に「ふすま」を設置することで、超低周波音による建具のがたつきもデモンストレーションが可能。

低周波音体験BOX:

 宅配便などで輸送可能な、1名用の小型体験施設である。
限られたスペースに設置できるため、小規模な展示・説明会などにも適している。

主要諸元

 
低周波音体験車低周波音体験BOX
定員: 最大3名最大1名
容積:1.2 m × 1.9 m × 1.4 m 0.9 m × 0.9 m × 1.5 m 
音源:φ30 cmスピーカ4個φ30 cmスピーカ2個
発生音圧:100 dB以上体験車と同等
周波数範囲:6.3~2,500 Hz体験車と同等


[参考文献]
岩永景一郎, 土肥哲也: 運搬可能な低周波音体感装置の開発 ―「低周波音体験車」の使用事例紹介― , 日本音響学会2023年秋季研究発表会講演論文集, pp.563-564, 2023. 9

担当:土肥・岩永

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