音響科学博物館(当所東館2階)大気の中に生じた圧力の変化を耳でとらえたとき、人は音を感じます。
人の聴覚機能は胎生6か月で完成しているといわれています。
音との付き合いは生まれ出る以前から始まっていることになります。
音は人にとって極めて日常的な存在で、音楽や言語、警報や合図などに利用されています。
音は姿を見せず、瞬時に消え去ってしまいます。
「音響学」はその音の姿や振る舞いを見極めようとする科学であります。
科学者たちは古来幾多の苦心を乗り越え、様々な工夫を駆使して音についてその姿の把握とその振る舞いの解明を試みてきました。
音響学の歴史を振り返ることによって先人たちの科学する心を感じていただきたく、遺されてきた数々の研究道具たちをここに展示することにいたしました。
|
|
|