1.音響材料の吸音率測定

○ 残響室法吸音率
(JIS A 1409:1998「残響室法吸音率の測定方法」に基づく測定)

 当研究室では、残響室(風呂場のようによく反響する部屋)を用いた吸音率および等価吸音面積の測定を行っています。残響室法吸音率は、空室時の残響時間と試験体を設置した場合の残響時間から計算されます。以下に示す写真は、ホール用椅子の試験の様子です。このようなデータはホールの音響設計などに活用されます。



 椅子の吸音力試験、未着席時


椅子の吸音力試験、着席時

○ 音響透過損失
(JIS A 1416:2000「実験室における建築部材の空気音遮断性能の測定方法」に基づく測定)

 当研究室では、実際に設置される壁の音響透過損失(音の通しにくさ)を測定しています。測定方法は、残響室(お風呂のようによく反響する部屋)を2つ組み合わせて、その部屋と部屋の間に10m
2の大きさの壁を設置します。片方の部屋で音を発生させ、透過してきた音をもう片方の部屋で捕まえることにより音響透過損失を計測します。


使用する残響室、左:第7(音源側)、右:第6(受音側)


平面図

 

TypeII 試験室 左:試験室C,右:試験室O

 

立面図

 

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