沿 革

当研究所は、昭和13年、実業家小林氏の公益的な寄付に基づき、佐藤孝二、坂井卓三両博士等が中心になり設立の計画が進められました。昭和15年8月、文部省から財団法人設立の認可がおり、11月に現在地に研究所本館を建設しました。当初は物理学の基礎及び応用研究を指向する研究所として発足しましたが、戦後は研究の中心を音響学におくようになり現在に至っております。途中、昭和19年、ロッシェル塩の人工培養法および加工法を開発したことが契機となって、小林理研製作所(現在のリオン株式会社)を設立いたしました。その後もリオン(株)は、当研究所の研究成果を製品化することから発展して今日に至っております。


昭和15年 財団法人小林理学研究所設立許可
昭和15年 (旧)本館完成
昭和19年 小林理研製作所設立(現リオン株式会社)
昭和26年 民間学術研究機関補助金を国から受ける
昭和30年 第1、第2残響室を完成。その後昭和40年までに第3〜7残響室を完成
昭和41年 補聴研究室を新宿に開設
昭和43年 気流騒音実験室完成
昭和43年 (新)本館完成
昭和52年 模型実験室完成
昭和54年 振動実験棟完成
昭和55年 低周波実験室完成
昭和55年 大型模型実験室完成
昭和59年 振動校正装置完成(リオン株式会社との共同研究)
平成 8年 斜入射吸音実験室完成
平成14年 新音響実験棟完成
平成25年 一般財団法人へ移行